韓国唯一の国際ドラマフェスティバルである「ソウルドラマアワード」は、今年第13回を迎え、56ヶ国から268本の作品がエントリーされ、歴代最大規模で開催されました。
9月3日午後7時から行われた授賞式はチョン・ヒョンムと少女時代のスヨンのMCで進行され、「パフューム ある人殺しの物語」「クラウド アトラス」などで韓国ファンにもお馴染みのトム・ティクヴァ(Tom Tykwer)監督の第一次世界大戦後1929年のベルリンを背景に混沌したドイツを描いた時代劇ドラマ「Babylon Berlin」が洗練された演出や映像美、ストーリー展開などを高く評価され大賞を獲得しました。
短編部門最優秀賞は、1988年ドイツで起きた54時間の人質事件の実話を題材にした「54 Hours」が獲得しました。このドラマの演出家であるキリアン・リートホーフ(Kilian Riedhof)が演出部門の個人賞も獲得し2冠に輝きました。
韓国ドラマとしては唯一「Mother」がミニシリーズ最優秀賞と主演のイ・ボヨンが演技力を高く評価され女子演技者賞を受賞し2冠に輝きました。
長編部門最優秀賞は、子供3人を持つ女性警官が休養を経て10年ぶりに仕事に復職し事件を暴いていく物語で、女性に対する偏見や差別に対する問題にも取り組んだフランスの「Candice Renoir」が受賞しました。
他にコメディ部門最優秀賞にはイスラエルの「The New Black」が、男子演技者賞にはスペインのドラマ「The Power of Silence」のジョアン・ペラ(Joan Pera)が、脚本家賞はオーストラリアの「A Dance to Remembrance」を共同執筆したウリ・ブリー(Uli Bree)とクラウス・ピーバー(Klaus Pieber )が受賞しました。
授賞式の模様は10月13日衛星劇場で日本初放送されます。
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