青龍映画賞2017

 

2017.11.17. 青龍の男たちー青龍賞男優主演賞に輝いた男たち

   あのチャン・ドンゴンもイ・ビョンホンも一度しか受賞できなかった幻の青龍賞男優主演賞。

毎年韓国で公開される韓国映画約150~160作の中で、素晴らしい映画に恵まれ、演技がうまいのはもちろん、興行までへも影響を与え、その年の青龍の男―青龍賞男優主演賞に選ばれるのはなかなか難しいものです。

そんな難しいものに3度も選ばれた俳優は、2000年前後から言えば『オールド・ボーイ』のチェ・ミンシクです。(2000年前は省略) 1回目は、2001年(22回)に浅田次郎の短編小説「ラブ・レター」を映画化した恋愛映画「パイラン」で、2回目は、2003年(24回)土屋ガロン(作)、嶺岸信明(画)の同名漫画『ルーズ戦記 オールドボーイ』を映画化した『オールド・ボーイ』で、3回目は、『悪いやつら(原題:犯罪との戦争)』でした。彼は、青龍賞男優主演賞に選ばれる前、韓国映画が世界的に評価されるようなった映画『シュリ('99) 』で北朝鮮の工作員に扮した際すでに、彼の可能性を強く見せつけていました。

次は2度選ばれた俳優は、アン・ソンギ、ソン・ガンホ、ソル・ギョング、ファン・ジョンミンです。 韓国で国民俳優と呼ばれている名優アン・ソンギは、1回目は1990年(11回)に『南部軍)』で、2回目は2006年(27回)に『ラジオ・スター』で受賞しました。

  チェ・ミンシクとともに映画『シュリ』('99)で主演のハン・ソクギュの相棒を演じ演技力の可能性を放っていたソン・ガンホは、1回目は2007年(28回)に『優雅な世界』で、2回目は、2014年(35回)に弁護士時代の故・盧武鉉大統領に扮し1100万人を超える観客も動員した『弁護人』で受賞しました。

日本では『シルミド SILMIDO』で有名になったソル・ギョングは、1回目は、2000年(21回)に韓国の日本文化開放後、両国が最初に取り組んだNHKと韓国の共同制作映画『ペパーミント・キャンディー』で、2回目は、2002年(23回)に『公共の敵』で受賞しました。

ファン・ジョンミンは、 1回目は、2005年(26回)に演技派女優チョン・ドヨン(第60回 カンヌ国際映画祭女優賞受賞)と呼吸を合わせた『ユア・マイ・サンシャイン』で、2回目は、2013年(34回)にチェ・ミンシク・イ・ジョンジェと呼吸を合わせた『新しき世界』で受賞しました。

後、1度選ばれた俳優は、ハン・ソクギュ、チャン・ドンゴン、イ・ジョンジェ、キム・ユンソク、チョン・ジェヨン、キム・ミョンミン、パク・ヘイル、ユ・アイン、イ・ビョンホン等です。

  あの「シュリ」のハン・ソクギュは、1997年18回に『グリーンフィッシュ』で、 チャン・ドンゴンは、2004年(25回)に民族を二分した朝鮮戦争に翻弄される兄弟を描いた映画で、ウォンビンが扮した弟を持つ兄役を演じた『ブラザーフッド(原題:太極旗翻して)』で、 イ・ジョンジェは、1999年20回にチョン・ウソンと共に主演を務めた『太陽はない』で キム・ユンソクは、2008年(29回)にハ・ジョンウと共演した『チェイサー』で、 キム・ミョンミンは、2009年(30回)に『私の愛、私のそばに』で、 チョン・ジェヨンは、2010年(31回)に『黒く濁る村(原題:苔)』で、 パク・ヘイルは、2011年(32回)に『神弓-KAMIYUMI-(原題:最終兵器 弓)』で、 ユ・アインは、 2015年35回に『王の運命 -歴史を変えた八日間(原題:思悼)』で、 イ・ビョンホンは、2016年(37回)に『インサイダーズ/内部者たち』で受賞しました。 特にイ・ビョンホンは韓国のレオナルド・ディカプリオといわれるほど青龍映画賞男優主演賞にはなかなか届かず男優主演賞7回ノミネートで6回失敗、7回目で念願の男優主演賞を手にしました。

一方、チャン・ドンゴンは1997年(18回)に『敗者復活戦』で新人男優賞を、1999年(20回)には『NOWHERE ノーウェアー(原題:情け容赦なし)』で男優助演賞受賞し、イ・ジョンジェは1995年(16回)に『若い男』で新人男優賞を、2013年(34回)には『観相師』で男優助演賞受賞し、チャン・ドンゴンとイ・ジョンジェは新人男優賞、男優助演賞、男優主演賞を席巻しました。

来る11月25日開かれる青龍映画賞受賞式で今年の青龍の男―男優主演賞に選ばれるのは、果たして誰でしょうか?「ザ・キング」のチョ・インソンが新たに青龍の男に名を連ねることができるのか益々授賞式の結果が楽しみです。

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2017.11.10. 第38回青龍映画賞授賞式のMCが決まりました。

   第38回青龍映画賞授賞式のMCには青龍の女神キム・ヘスが24年目のMCを務めることになりました。その相手に抜てきされたのが、映画「ミオク」でキム・ヘスの相手役で呼吸を合わせたイ・ソンギュンです。

イ・ソンギュンはお馴染みのドラマ「コヒープリンス」「白い巨塔」「パスタ」「今週、妻が浮気します」や映画「王様の事件手帖」「最後まで行く」「僕の妻のすべて」「火車」「パジュ(坡州)」等で演技力を発揮してきました。
青龍の女神キム・ヘスと進行していくイ・ソンギュンのスーツの姿そして多くのファンを魅了した彼の甘美な声が待ち遠しいです。

映画人同士がお互いを真心で祝い、励み、楽しむ、映画俳優及び関係者等映画人たちの祝典、
青龍映画賞。

眩しいオーラを放つスターたちの感動の祝典、青龍映画賞授賞式は11月25日土曜日午後8時40分から、ソウルの平和の殿堂で開かれます。

  

 

 

2017.11.08. 演技ドル「ト・ギョンス(EXO)」・「ユナ(少女時代)」新人賞にノミネート!

   ドラマはもちろん映画でも演技力を発揮しているEXOのト・ギョンスが、『兄』(日本公開タイトル:「あの日、兄貴が灯した光」)で、青龍映画賞新人男優賞にノミネートされました。

スクリーンデビュー作だった『カート cart』(日本公開タイトル 『明日へ』)でも安定した演技をみせたト・ギョンス。次の映画『純情』での初恋の切ない演技に心打たれ、涙を流したファンも多かったはずです。

今回映画『兄』では、試合中の事故で視力を失い夢を失った状況で、15年ぶりにやってきた詐欺前科10犯の兄ドゥシクの弟ドゥヨン役として、もっと成熟した演技で感動を与えてくれました。

一方、いろんなドラマで韓流ドラマファンを魅了してきた少女時代ユナがスクリーンデビューした『共助』(日本公開タイトル『コンフィデンシャル/共助』)で、青龍映画賞新人女優賞にノミネートされました。

ユナは、北朝鮮の犯罪組織を捕らえるため、韓国と北朝鮮の刑事が共助捜査に挑むアクション映画「共助」で、ヒョンビンが扮した北朝鮮のエリート最強刑事を一目ぼれするニート役でコミカルな演技を自然に演じ、好評を受けました。

演技ドルの「ト・ギョンス(EXO)」と「ユナ(少女時代)」が新人賞の栄光に輝くことができるが、期待が高まります。また、授賞式当日のト・ギョンスのスーツ姿とユナのドレス姿も楽しみです。

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2017.11.07. 「チョ・インソン」8年ぶりの映画、男優主演賞にノミネート!

   チョ・インソンが『卑劣な街』以後8年ぶりにスクリーン復帰した映画『 ザ・キング 』で第38回青龍映画賞男優主演賞にノミネートされました。

チョ・インソンが競合を繰り広げる俳優達は2013年から5年連続男優主演賞部門ノミネートのソン・ガンホ(『タクシー運転手』)、『ワンドギ』以後5年ぶりのノミネートのキム・ユンソク(『 南漢山城』)、『所願』以後4年ぶりのノミネートのソル・キョング(『 不汗党:悪い奴らの世界』)、そして昨年第37回青龍映画賞男優主演賞を受賞したイ・ビョンホン(『南漢山城』)まで煌びやかな先輩俳優達です。

しかもチョ・インソン以外は歴代青龍映画賞男優主演賞の受賞者達なのです。ソル・キョングは『 ペパーミント・キャンディー』と『公共の敵』で、ソン・ガンホは『優雅な世界』と『弁護人』で各々2度、キム・ユンソクは『追跡者』でイ・ビョンホンは『インサイダーズ/内部者たち』で1度男優主演賞受賞を果たした先輩ばかりです。

「チョ・インソン」を含めて5人の中、誰が男優主演賞を受賞してもおかしくない状況で、果たして「チョ・インソン」は青龍の男優主演賞を受賞することができるのか11月25日授賞式で発表される結果が楽しみます。

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2017.11.06. 2017 第38回青龍映画賞ノミネート発表がありました。

2017年 第37回青龍映画賞ノミネート詳細

今年1年間韓国で公開された総151作品から観客や評論家たちから好評を得た 『タクシー運転手』『南漢山城』『ザ・キング』『共助』『朴烈(パク・ヨル)』『不汗党:悪い奴らの世界』『軍艦島』『シングルライダー』『犯罪の都市』『兄』『再審』『アイ・キャン・スピーク 』『解氷』『ミシン:消えた女』『女優は今日も』『悪女』、『ジャンサンボム』、『共犯者たち』、『ヨンスン』、『ブンジャン』、『夢のジェイン』『恋愛談』の22作品の韓国映画が最終的にノミネートされました。

男優主演賞には、『南漢山城 』のキム・ユンソク、『不汗党:悪い奴らの世界』のソル・キョング、 『タクシー運転手』のソン・ガンホ、『南漢山城 』のイ・ビョンホン、『ザ・キング 』のチョ・インソンが、女優主演賞には、『ミシン:消えた女 』のコン・ヒョジン、『悪女』のキム・オクビン、『アイ・キャン・スピーク 』のナ・ムンヒ、『女優は今日も』のムン・ソリ、『ジャンサンボム』のヨム・ジョンアが、男優助演賞には『解氷』のキム・デミョン、『不汗党:悪い奴らの世界』のキム・ヒウォン、『タクシー運転手』のユ・ヘジン、『犯罪の都市 』のジン・ソンギュ、『ザ・キング』のベ・ソンウが、 女優助演賞には、『ザ・キング』のキム・ソジン、『再審』のキム・ヘスク、『アイ・キャン・スピーク』のヨム・ヘラン、『軍艦島』のイ・ジョンヒョン、『不汗党:悪い奴らの世界』のジョン・ヘジンがノミネートされました。

いつも候補者ほぼ全員が出席することで有名な青龍映画賞授賞式、候補者全員を見られる授賞式が待ち遠しです。 また、ノミネート形式ではない残り3部門の人気スター賞と短編映画賞、韓国映画最多観客賞の中で、韓国映画最多観客賞は『タクシー運転手』で決まりですが、人気スター賞は当日授賞式で発表されるため候補に上がっていない俳優らも受賞の可能性があり期待が高まります。

第38回青龍映画賞授賞式は来る11月25日土曜日午後8時40分より平和の殿堂で開催され、SBSにて生中継されます。

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2017.10.11. 第38回青龍映画賞授賞式時間及び付帯行事の日程が決まりました!

   徹底的な保安の中で厳格かつ公正に審査し、映画人たちにも大衆からも信頼され韓国で最も権威のある授賞式、青龍映画賞。

その青龍映画賞授賞式で受賞し、スポーツ朝鮮の一面を飾ることを夢見る映画人も多いはずです。

皆に愛されている第38回青龍映画賞授賞式の時間及び付帯行事日程が確定しました。

公式行事日程は下記のようになります。

第38回青龍映画賞授賞式

  ✦日時:2017年11月25日土曜日 午後8:40~午後10:40

  ✦場所:平和の殿堂(慶煕大学校)

  ✦主催:スポーツ朝鮮

  ✦生中継:SBS

祝賀レセプション

  ✦日時:2016年11月25日土曜日

  ✦場所:平和の殿堂(慶煕大学校)

  ✦意味:映画人たちが青龍映画賞受賞者らを祝う場

ハンドプリンティング

  ✦日時:2017年11月1日 水曜日

  ✦場所:CGVヨイド

  ✦意味:2016年度第37回青龍映画賞受賞者らが一年ぶりに受賞を記念する行事

ノミネート作上映際

  ✦日時:日時:2017年11月13日~22日

  ✦場所:未定

  

 

 

2017.09.29. 2017年11月25日 (土) 『第38回青龍映画賞』 開催。

   来る11月25日、第38回青龍映画賞授賞式が開催されます。

映画俳優ら等映画人達からも韓国国民からも信頼され愛されている青龍映画賞授賞式が今年38回を迎え、来る11月25日に慶煕大学校の「平和の殿堂」で開催されます。

徹底的な保安の中で厳格かつ公正に審査し,その結果が授賞式で初めて明かされる、韓国で最も伝統と権威のある青龍映画賞。

ヒョンビンの『共助』、イ・ビョンホンの『シングルライダー』、チョ・インソン、チョン・ウソンの『ザ・キング』、キム・ナムギルの『パンドラ』、ソン・ジュンギ、ファン・ジョンミン、ソ・ジソブの『軍艦島』、ソン・ガンホの「タクシー運転手」、ソル・キョング、キム・ナムギルの「殺人者の記憶法」、チャン・ドンゴン、イ・ジョンソクの「ブイアイピ(V.I.P.)」、パク・ソジュンの「青年警察」、イ・ジョンジェの「代立軍」、ユ・へジン、イ・ジュン(MBLAQ)の「ラッキー(鍵泥棒のメソッド)」、イ・ビョンホン、カン・ドンウォン、キム・ウビンの「マスター」等煌びやかな俳優らの映画が審査を待っています。

今年はどの俳優どの監督が受賞の栄光に輝き、スポーツ朝鮮の一面を飾るのか楽しみです。

✥✥✥ 青龍映画賞(Blue Dragon Awards)概要は【 こちら 】