■ あらすじ ■  

 １９４５年日帝強占期。

京城バンドホテルの楽団長「カンオク」と一人娘「ソヒ」。そして、鐘路一帯を牛耳っていた「チルソン（ソ・ジソブ扮）」、日帝治下であらゆる苦難に遭ってきた「マルニョン」等、それぞれ違う事情を抱えていた朝鮮人らが日本では金を稼ぐことができると騙され日本へ向かう。しかし、彼らが乗った船が着いたのは朝鮮人を強制徴用し労働者として絞り取っていたまさに“地獄島”、軍艦島だった。

訳も分からず徴用された朝鮮人たちが海底1000メートルの深さの炭鉱の中で、毎日、ガス爆発の危険にさらされながら労働しなければならない軍艦島。「カンオク」は日本人責任者の機嫌を取り、娘「ソヒ」を守るためあらゆる手を尽くす。「チルソン」と「マルニョン」は自分なりに辛い日々を耐えて行く。一方、戦争が終戦に向かうと光復軍所属OSS要員「ムヨン（ソン・ジュンギ扮）」は独立運動の主要人物を救出するよう指示され軍艦島に潜入する。

日本全土にわたってアメリカの爆撃が始まり日本の敗色が深まると、日本は軍艦島で朝鮮人に犯したすべての蛮行を隠蔽するため朝鮮人を坑道に閉じ込めたまま爆破しようとする。これに気づいた「ムヨン」は「ガンオク」、「チルソン」、「マルニョン」をはじめとする朝鮮人全員と軍艦島を脱出しようと決心するが…。

地獄の島「軍艦島」、朝鮮人たちの命をかけた脱出が始まる！