タイの田舎町に住む老夫婦の切ない恋物語。親の決めた結婚相手だったけど、「ソムブン」と「ミアド」は４５年間の結婚生活の間お互い愛し合ってきた。「ソムブン」は深刻な腎不全の「ミアド」を大事に介護してきたが、もう彼女をあの世へ送る時が来たことをさとる。無条件で献身的な愛の自画像を描いた映画。

 

南北朝時代、北魏の首都であったダトン市は、今は廃墟の様な姿になっている。「ゲン・イェンボ」市長は昔の栄光を取り戻すため数千もの家を崩し、５０万名の住民を移住させる都市計画を発表するが、直ちに、怒った労働者たちと不安に怯えている支配層エリートたちと対面することになる。「ダトン(大同)開発プロジェクト」は不安な未来に飛び込む一人の男と国家を上手く映し出している。

 

トルコの映画及びリメイク文化に関するドキュメンタリー。トルコ映画全盛期であった６０,７０年代伝説的な映画人たちのインタビューを通じて、その時代の映画製作方式に関する興味深い話を聞かせてくれる。トルコ映画は有名なハリウッド映画を無断でリメイクしたり、抵当に混ぜたりすることで衝撃なほど多くの映画を大量生産してきた。最近は政治的な検閲が強化され、トルコの映画は段々わいせつな映画に変わりつつある。

 

この映画は仮設避難所で生活をする避難民の生活を描く。彼らは放射能流出事故が起こった福島第一原発が位置する双葉出身の人々だ。政治的な理由で辞退圧力に直面した市長と住民との間で葛藤が起こり、日本政府は双葉をゴミ埋立地化する計画を公表する。映画は核エネルギーと無分別な資本主義の代価は何のかを問う。